近代建築の三大巨匠として歴史に名を残したルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエのデザインしたバルセロナテーブル
ルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエ(Ludwig Mies van der Rohe)は20世紀のモダニズム建築を代表するドイツ出身の建築家で、ル・コルビュジエ、フランク・ロイド・ライトと共に近代建築の三大巨匠と呼ばれ、彼の手がける家具は“Less is more.” (より少ないことは、より豊かなこと)という標語で知られています。柱と梁によるラーメン構造の均質な構造体がその内部にあらゆる機能を許容するという意味のユニヴァーサル・スペースという概念を提示し、近代主義建築のコンセプトの成立に貢献した偉大な建築家としてあまりに有名、バルセロナチェアを始めとした数多くの家具を残しました。なかでもこのバルセロナテーブルは古代の力の象徴とされていた“ハサミ”の形がモチーフとなっており、チェコのブルーノにあるトゥーゲントハット邸のためにデザインされた家具となっております。